使い方・お手入れ

 

【万年筆 インク補充方法】

 

■コンバーターの使用方法

  1. コンバーターを首軸にまっすぐ、しっかりと差し込みます。
  2. コンバーターのノブを回転させ、中のピストンを差込口側に下げます。
  3. ボトルインクにペン先を浸します。この時、ペン先全体を完全に浸けてください。
  4. ノブを時計回りに回転させ、インクを吸入します。

※吸入後、さらに反時計回りに12回転させてインクを数滴落としますと、書き出がスムーズになります。

  1. ペン先をボトルインクから出し、柔らかい布でペン先のインク汚れを拭き取り完了です。

 

■カートリッジインクの使用方法

  1. 首軸部分のネジを外します。
  2. カートリッジインクの凸パーツ側を首軸にしっかりと差し込みます。

※捻る、または斜めに差し込みますと、内部パーツを破損するおそれがあります。必ずまっすぐ差し込んでください。

  1. しばらく筆記し、ペン先からインクが出てきたら完了です。

※ペン先先端にインクが落ちてくるまで少々時間がかかります。

 

■ピストン吸入式の使用方法 (*Pen of the Yearが該当します)

  

  1. 軸後端のツマミを緩めます。ペンオブザイヤー万年筆の場合は、ピストンカバーを外してください。
  2. ボトルインクにペン先を浸します。この時、ペン先全体を完全に浸けてください。
  3. ツマミを時計回りに回転させ、インクを吸入します。

※吸入後、さらに反時計回りに12回転させてインクを数滴落としますと、書き出がスムーズになります。

  1. ペン先をボトルインクから出し、柔らかい布でペン先のインク汚れを拭き取り完了です。

ペンオブザイヤー万年筆の場合は、ピストンカバーを元に戻してください。

 

【万年筆 メンテナンス方法】

万年筆は構造上、インクの通り道に固まったインクや紙の繊維などが詰まると、インクの流れを妨げ、書き味に影響します。

毎日ご使用されている場合であっても、ときどき以下のような手順でクリーニングしてください。また、インクのカラーを替えるときや、しばらく使う予定のないときも、同様に洗浄してからご使用・保管してください。

 

・基本的に薬品や洗剤類は使用しないでください。

・洗浄後はよく乾かしてください。

・熱湯での洗浄はお控えください。

・故障を防ぐため、インクはなるべくファーバーカステル製品をご使用ください。

 

【コンバーター】

  1. コンバーターのノブを回し、中のインクを排出させます。
  2. コップなどに入れたきれいな水、またはぬるま湯にペン先全体を浸し、インクを吸入する要領で吸入・排出を繰り返し行い、インクを完全に洗い流します。
  3. 水を入れ替え、何度か同じ作業を繰り返し、インクの色が出なくなるまで洗浄します。 洗浄後は乾いた柔らかい布で水分を拭き取り、よく乾燥させてください。

 

【カートリッジ】

  1. カートリッジインクを抜き取ります。
  2. コップなどに入れたきれいな水、またはぬるま湯にペン先部分全体を入れ、数時間〜一晩浸けてから取り出し、洗い流します。
  3. 乾いた柔らかい布で水分を拭き取り、よく乾燥させてください。より洗浄性を高めるために、ときどきコンバーターで上記のように洗浄することをお勧めいたします。

 

【ピストン吸入式】

  1. 軸後端のツマミを回して中のインクを排出させます。※ペンオブザイヤー万年筆の場合は、ピストンカバーを外してください。
  2. コップなどに入れたきれいな水、またはぬるま湯にペン先全体を入れ、インクを吸入する要領で水を吸入し、再度排出させます。
  3. 水を入れ替え、何度か同じ作業を繰り返し行い、インクの色が出なくなるまで洗浄します。洗浄後は乾いた柔らかい布で水分を拭き取り、よく乾燥させてください。

  

 

【ボールペン 芯の交換方法】

   1.口金パーツ(芯が出てくる部分)を回し続けます。

      2.芯を交換します。この時、まっすぐ芯を入れてください。また、先端のバネパーツの紛失にご注意ください。

      3.口金を元に通りに回し締めて完了です。

 

【ローラーボール 芯の交換方法】

  1. グリップ部分を持ち、胴軸のネジを回し開けます。
  2. 芯を交換し、元に通りに回し締めて完了です。

 

【ペンシル 芯の補充方法】

①ギロシェ/タミシオシリーズ

  1. 口金部分(ペンシル芯が出てくる金属パーツ)のネジを緩めます。
  2. 黒いキャップを抜き、芯を補充します。ペンシル芯の太さにご注意ください。
  3. キャップを戻し、口金部分のネジを元通りに締めなおして完了です。

※黒いキャップは短い方が挿入部です。逆さにはめなおしますと芯が繰り出せなくなりますのでご注意ください。

 

②クラシックコレクション

  1. 口金部分(ペンシル芯が出てくる金属パーツ)のネジを緩めます。
  2. 金属のキャップを抜き、芯を補充します。ペンシル芯の太さにご注意ください。
  3. キャップを戻し、口金部分のネジを元通りに締めなおして完了です。

※金属キャップは太い方が挿入部です。逆さにはめなおしますと芯が繰り出せなくなりますのでご注意ください。

     

     

    【パーフェクトペンシル シャープナー交換方法】

    1. 天冠を引き抜きます。
    2. 天冠を反時計回りの方向へ回し、天冠からシャープナーを取り外してください。
    3. 新しいシャープナーと交換し、時計回りの方向へ回して完了です。

     

    【その他 お取り扱い上の注意点】

    ・基本的に薬品を使って軸表面を拭かないでください。素材によっては劣化の原因となる恐れがあります。

    ・万年筆をお持ち運びの際は、インク漏れを防ぐ為、出来るかぎりペン先を上に向けた状態にしてください。

    ・万年筆を気圧変化の激しい飛行機内などに持ち込むとインクが噴き出すおそれがございます。搭乗される前にインクを完全に抜き取るか、インクが完全に補充された状態にしてください。

    ・ツイスト式ペンシルは内蔵されたスプリングによりキャップが元の位置に戻りますが、機構上多少の遊びを持たせてあるため、最後までしっかりと回転されていない場合は書き出し時に芯が引っ込むおそれがございます。